未病が解決して（ＳＳさん）

 

自分だけを仕合わせに

 

 

○受講のきっかけ

 

以前より友人からマクロビをすすめられていたのですが、白米よりもパンが好きで、味噌や豆類の料理はなじみが薄く、マクロビ食を敬遠していました。

甘いものが大好きで間食することが多く糖質過多だったと思いますが、朝食と夕食はバランスのとれた食事を心がけており、体調が悪いわけでもなかったのです。

それなのになぜマクロビ教室を受講することになったのかというと三つの理由がありました。

１）岡田先生の指導を勧めてくれた友人の強力な後押しがあったこと

２）子どものアトピーが改善されるかもしれないという期待

３）病気療養中の友人にもマクロビが良さそうだと思ったこと

そうして、その友人と受講することになりました。

 

 

○食事の変化

 

・以前の食事

一汁三菜を心がけていましたが、炭水化物を減らした分、お菓子を食べていました。

朝食

A:トースト１/２枚（バター、ジャム）、卵料理、ソーセージ、生野菜、ヨーグルト、果物少し、ミルクティー

B:ご飯、味噌汁、納豆、卵料理、のり、漬け物、前日のおかずの残り物、緑茶

 

昼食

A:菓子パンやサンドイッチ、サラダ、カフェオレ

B:うどんやスパゲッティ等の麵類

C:ハンバーガーやコンビニ弁当

 

夕食

ご飯、味噌汁かスープ、メインのおかず（豚肉、鶏肉、魚が多い）、野菜のおかず、漬け物

A：白米、豆腐とわかめの味噌汁、豚肉の生姜焼き、キャベツの千切り、ポテトサラダ、浅漬け

B：白米、豆腐となめこの味噌汁、ぶりの照り焼き、大根おろし、ほうれん草のおひたし、きんぴらレンコン、浅漬け

C：ハヤシライス、コールスローサラダ、ピクルス

夕食後のデザート；コーヒー、チョコレート、アイス、焼き菓子等

 

 

・現在の食事

基本、一日二食です。ハッピーマクロビのおかずを一品取り入れています。

夕食後のデザート（夜食）を食べる回数がぐっと減りました。

身土不二、一物全体食にならい、らでぃっしゅぼーやで野菜の宅配を契約し、以前は廃棄していた皮や根っこも調理して食べるようになりました。（皮付き里芋は未だに克服できていません）

動物の肉や牛乳、チーズ、ヨーグルトを殆ど食べなくなり、豆乳や豆腐、がんもどき、ささみ肉、鮭、グルテンミートを使うことが多いです。

マクロビを始めた頃は、子どもから「かわいそう」な食事をたべる人扱いでしたが、今では私と同じメニューを食べてくれることもちらほら。チャーハン、やさいの煮浸し、野菜のポタージュスープ、ロールキャベツは好評です。同じメニューだとその他一品を作らなくて済むので助かります。感謝です。

 

朝食

梅生番茶かほうじ茶（体調が悪いと梅生番茶が美味しく感じられる）

 

昼食

A:玄米ご飯（黒豆や小豆入りが多い）、けんちん汁、納豆、きんぴらレンコンやひじき煮等の前日の残り物

B:全粒粉パン、ゆで卵１個（夫が毎朝ゆで卵２個を食べるので、ついでにプラス1個ゆでておく）、サラダ、ソイミルクティー

 

夕食

A:玄米ご飯、けんちん汁、野菜の煮しめ、きんぴらレンコン

B:玄米ご飯、そら豆のポタージュスープ、鮭のホイル焼き、ほうれん草のお浸し

C:カレーライス（玄米ご飯）、味噌マヨネーズのりんごサラダ

D:ミートソーススパゲッティ（全粒粉パスタ）、アボカドのサラダ

 

間食

焼き芋、小豆かぼちゃの煮物

小豆かぼちゃの煮物は、最初の頃はちっとも甘さが感じられなかったのですが、同期生から甘みの強いかぼちゃの品種で作ると美味しいとアドバイスを受けて、何度か作るうちに「これ、甘くて美味しい」と、すっかりお気に入りのおやつになりました。

 

○体調の変化

 

・以前の体調

慢性的な肩凝り、片頭痛、脂漏性湿疹（10年来）、アレルギー性鼻炎・結膜炎、飛蚊症、変形性膝関節症で立ち上がり動作や階段を下る時が辛い、等がありました。

 

・マクロビを始めて２か月頃の体調

すっきりした目覚めの感覚とまではいきませんが、就寝中にトイレで目を覚ますことがなくなりました。

体重と体脂肪率が順調に減少しました。（６㎏減）これまでは運動していても体重の変化が無かったのでとても嬉しかったです。

朝食抜きの生活でもをしっかり動けるというか、むしろ元気でした。

この頃、牛肉を食べたら直ぐに下痢をするようになり、梅生番茶を飲んでしのぎました。苦手だった梅生番茶の味を美味しいと感じることができたのがこの頃でした。

 

・マクロビを始めて3か月頃の体調

以前からの顔の痒み（脂漏性湿疹）がひどくなり、太ももやすね、お腹にも痒みがでるようになり、首の凝りが痛みにかわってきました。

※１恭子注：典型的な好転反応ですね。



先生から、たんぽぽ便りのアトピー関連を読むことと、好転反応（この時期出ていた症状）が辛いなら玄米を一時中断してみてとアドバイスを頂きました。玄米に黒豆を入れるのが好きでしたが、これをやめて発芽玄米にしてみました。

首や肩の痛みで家事ができなくなり近所の整骨院に駆け込んだ折、「ご自分の体を大事にしてないですよ。」と言われてハッとしました。岡田先生が言うところの「自分だけを仕合わせに」ができていない、と。ピラティスやサーキットトレーニングで筋力強化に務めていましたが、岡田先生に紹介して頂いた整形外科医院でリハビリ体操の指導を受けながら自宅でも実践中です。肩凝りだからとさほど心配していなかったのですが頸椎、胸椎の椎間板症が判明しました。先生から強く病院をすすめられたことに感謝です。

リハビリ体操で早くも膝（変形性膝関節症）の痛みが軽減しています。

 

・現在の体調

脂漏性湿疹の痒みはありますが、体のあちこちに出た湿疹は消失しました。

気がつけば、頻繫に出ていたアレルギー性結膜炎の症状がなく、飛蚊症のうっとうしさも感じられない程度に快善しています。

頻尿の意識はありませんでしたが、日中のおしっこの回数が激減し、就寝中に尿意を感じることがなくなりました。

以前から毎日便通はありましたが、バナナの便りの日がたまにあります。朝食を食べなくても毎朝お便りがあるのが不思議です。


※２恭子注：本来は、朝の目覚めとともに、便通があるのが自然なのです。
朝ごはんを食べて、ところてん式に押し出すと思っている方が多いですが、違います。



体の変化としては体重が７㎏減りました。この半月程で、菓子パンやお菓子を食べることが増えた為かせっかく９㎏まで落ちていたのに、２㎏増えてしまいました。おやつを焼き芋に戻すことにします。

最近気付いたのですが、以前は冷たかったおへその辺りが温かくなりました。

そして、これも最近のことですが、教室での食養講座で私が実験参加者となり、レンコン汁を５㏄程スポイトで鼻に注ぎました。この日は花粉症の症状が出て鼻がぐずぐずでしたが、気が付いたらピタリと症状が治まっていたのです。即効です。自然療法恐るべし！

菓子パンを食べることが増えると体重増加のみならず、花粉症の症状がぶり返します。でも、レンコンでの手当てを知ったので安心です。実験参加者になった私は運がいい！

岡田先生の教室でマクロビを学ぶと皆さん運が良くなるらしい（？）です。

 

 

○これまでを振り返って

 

骨髄異形成症候群で療養中の父の生活の質を維持するには何をすればいいのだろう。父の看護で疲弊している母の心のケアも必要。アトピー性皮膚炎や不整脈がある子どもの症状も軽くしてあげたい。こうして自分のことは後回しにして人の為を考え、相手に穏やかに接することに努めてきました。

しかし、心の底に溜まったおりのようなものがあふれ出すのか、世間的にはとても優しい夫に攻撃の矛先を向けていました。例えば「キッチンを使った後、濡れたところを拭いて」の些細なひと言がきつくなりがちでした。仕事で疲れているにもかかわらずせっかく洗い物をしてくれているのだから、「ありがとう。シンクの上も拭いてくれるとさらに助かる」と言えば良いものを。今の私ならわかります。

 

私は、二十代からの子宮内膜症で鎮痛薬が手放せず、治験治療をしました。やっと妊娠したのですが七か月に入った頃に切迫早産で入院となり、赤ちゃんがなかなか大きくならない焦りと不安のなかでの出産でした。

 

出産後二か月で月経がきて母乳を中断。子宮内膜症の再発を疑い、出産半年後に癒着した卵巣の摘出手術を行いました。病理検査で卵巣癌が見つかり、抗がん剤治療を続けていたのに腫瘍マーカーが上昇し、再手術卵巣と子宮の全摘出をしました。

 

入院が長期間になったので、夫と私の母が交代で赤ちゃんの世話に当時居住していた静岡まで来てくれていました。本当に感謝しています。この体験を基に、将来親の介護で恩返しができるようにと、のちに健康を回復した私は、介護の資格を取得し、短期間ではありますが訪問介護の経験をしました。

 

抗がん剤投与中なので母乳を飲ませることができず、体調は優れないしで、ろくに育児もできない悪い母親だと自分を責め、アトピーになった子どものことをずっと申し訳なく思っていました。

子どもは小学校の頃からイライラすることがあると過呼吸発作をおこし、高校の頃に不整脈、心房細動の症状が加わりました。思えばずっと子どもの健康を心配している私です。

 

癌になった頃は健康な人を恨めしく思ったり、化粧をしてお見舞いに来る人を見るにつけ落ち込んだりもしました。当時の私に「善と悪の比は６対４でいい。気に病まないで」と言ってあげたかったです。時間の経過とともに、ガンサバイバーである私は生きているだけで十分（入院中に知り合った方の多くは亡くなりました）と思うようになりました。そして謙虚に生きようと強く誓ったのに、家族の為に良かれと思ってあれこれ欲を出して行動しているのです。やっと最近になって、「これって私の優しさの押し付けになってはいない？」と、ちょっと考えてみる余裕ができたように思います。

 

近くの人を仕合わせにするには、自分が仕合わせになる。夫にお世辞を言って、自分も笑顔、相手も笑顔になればいい。今はこう思って絶賛実践中です！


※２恭子注：家族にはお世辞を言え、が恭子式マクロです。

 

 

○終わりに

 

岡田先生に出会うのがもっと早ければ…と思ったりもしますが、ハッピーマクロビ教室を受講できた私は、きっと運が良いです！

素敵なお人柄の受講生の皆さんとは支え合って、挫折しそうな時期を乗り越えることができました。皆さんに感謝です。後期もどうぞよろしくお願い致します。

 

岡田先生、後期もそこそこ厳しいご指導をどうぞよろしくお願い致します。物事主義で吸収していきます。


　恭子から一言

この方は、とても優秀な主婦、お母さん、妻、です。

優等生の考え方が、ご自分のからだとこころを縛っていると、気が付かれ始めました。

これから、どんどん、真の健康になり、そうすると、ご家族も健康になりますね。